ファブラボ(fablab)とは、3Dプリンタやレーザーカッターなどのデジタル制御された工作機械を備えた一般市民のための工房と、その世界的なネットワークです。「Fab」には「Fabrication (ものづくり)」と「Fabulous(愉快な、素晴らしい)」という2つの意味が込められています。個人による自由なものづくりの可能性を拡げ、「自分たちの使うものを、使う人自身がつくる文化」を醸成することを目指しています。 ファブラボの活動は、米国MIT(マサチューセッツ工科大学)ニール・ガーシェンフェルド教授の研究から始まっており、その研究内容はデジタル制御された工作機械の普及が進み、個人レベルのものづくりによって構築される新たな社会の可能性を追求しています。2002年に同教授はMITでの研究を拡張し、ボストンのスラム街に世界で初めてのファブラボを設置しました。その後も、インド、アメリカ、ヨーロッパ、アフリカ、そしてアジアへとその数を増やしており、世界80ヶ国、1000箇所以上に拡がっています。日本では現在18ヶ所となっています。(2016年10月)

Fablab憲章…