レーザー加工機で曲げ加工をしてみよう
ファブテラスいわてスタッフの蛇石です。今回は、レーザー加工機を使用して、曲げ加工をする方法を紹介いたします。曲げ加工と聞くと、木材を温めて曲げるというイメージがあるかと思いますが、今回はカーフカットという切り方を使用して、実際に木材を曲げ簡単にルームライトを作成して行きます。
準備したもの
- 木材(薄いもの)
- ライト
- 接着剤
加工するデータについて
今回使用したデータですが、torotec様のホームページにあるカーフカットのデータを使用し作成いたしました。下記にリンクを記載しておきます。
https://www.troteclaser.com/ja/knowledge/tips-for-laser-users/bending-technique/
torotecHP 曲げ加工の技法
この中で合計8種類のカットの種類について紹介されています。各カット方法についての特徴などが記載されておりますので、ぜひ読んでみてください。今回私は、ナローウェーブというものを使用しました。
データ作成
データの作成については、先ほどのデータをIllustratorで編集して使用していきます。
データの中身はこんな感じになっているので、カットのラインを自分が作りたいものに張り付けていくような形で作っていくと良いと思います。(今回作成したものを撮影するのを忘れていました。)作成データについては、ライトに合わせたサイズの土台と、土台の円周の長さになるように2枚の曲げ加工のカットが入った板を作成しました。
加工、完成
データの作成が完了したら実際にカットをしていきます。今回使用した木材はベニヤ板の薄いものを使用しました。厚いものだとあまり曲がらないので、薄いものを使用することをお勧めいたします。パロメータに関しては、デフォルトで行いました。
カットしたものを接着剤でくっつけたものがこちらになります。
作成してみて分かったこととしては、曲げ加工したものを貼り付ける場合には、しっかりと接着材をつける部分を作る必要があることです。面積を確保せず、カーフカットをしてる部分で接着させようとすると、うまく貼り付けることができませんでした。
このような形で、簡単にレーザー加工機で木材の曲げ加工ができます。現在は、臨時閉館という形になっていますが、開館した際には是非ご利用ください