アクリルのカット時に焦げが少なくなるアイテムを作ってみた【レーザ加工機 trotec speedy】

ご覧いただきありがとうございます。ファブテラススタッフの高橋です。

普段、アクリルを使ってモノづくりをすることが多いんですが、アクリルの厚さが厚くなるほど、パワーを上げないと切れないので、パーツに焦げがついちゃうんですよね…
どうにかこの焦げが抑えられないかなと思い、今回とある器具を作ってみました。

それがこちら。

こちら何かというと、ハニカムにはさんで、素材を浮かすためのパーツです。
ピッタリ入るように作られています。

装着イメージ (ハニカム汚くてすみません)

そもそも、焦げってハニカムが当たってる箇所に付いてるんです。
それはなぜかというと、素材をカットする際、レーザーが素材を貫通すると、その下にあるハニカムによってレーザーが跳ね返ってしまい、裏側に焦げが付いてしまうんです。
(余談ですが、ハニカムに木屑などが残ってるとカット後に軽く燃えたような跡が付いてしまいます。適度に掃除しないといけないですね。)

つまり、素材を浮かせれるように、ハニカムと素材の間に何かがあれば良いのです。

そこで作ったのがこのパーツとなります。

効果検証

実際にどれくらいの変化があるか検証してみます。

こちらが、「装着なし」でカットしたアクリルです。今回5mmのアクリルをカットしたため、かなりの焦げが付いてしまいますね…

次に「装着あり」でカットしたアクリルです。

軽減されるというよりは、ほぼ焦げが無くなりましたね!(もちろん同じ厚さのものです)

⚠️使用時の注意として、このパーツをカットする素材の近くに置いてしまうと、このパーツまで切断されてしまうので、離して装着してください。

最後に

いかがだったでしょうか。焦げが付かなくなり、筆者も嬉しいです。
このパーツは、常時ファブテラスのレーザー加工機ブースに置いてありますので、もしよろしければアクリルをカットされる際にご使用ください。

他にも様々な記事を投稿していますので、そちらも是非ご覧ください!