【車好き必見!】追加2連メーターパネル自作

エンジンブローで故障

みなさんこんにちは。
ファブテラスいわて運営の田尻です。
私は結構車が好きで、現在スズキの3代目アルトワークス(HA21S)に乗っているのですが、以前乗っていた車がエンジンブローで壊れてしまいました。
直接的な原因はわからないのですが、エンジンのオーバーヒートによる故障です。

HA21S後期

何かの拍子にラジエターの水が全部抜けてしまったのか、ウォーターポンプ、サーモスタッドが壊れたのか、それとも先にヘッドガスケットが抜けてシリンダー内に水がどんどん漏れていってしまったのか。鶏が先か卵が先か問題にも似てますが、次乗る車はそうならないように、追加メータをつけて温度管理、ブースト管理をしようということになりました。

今回使用したメーターはこちら
https://amzn.asia/d/4vc79OX
https://amzn.asia/d/8xZUMPV
ブーストメーターについては電気式なのに1320円という超格安メータです。
そのくせ、結構しっかり動きます。

3Dプリンタで制作しようと考えていたのですが、PLAだと車内で変形してしまうし、今回はあまり時間がないので早く試作できるレーザー加工機を使用して作ることにします。

アクリル板を切り出す

パネルにはスモークカラーのアクリル2mmを使用することにしました。

スモークアクリル2mm

これ自体はみたけのサンデーで購入しましたが、ネットショップのはざいやさんやアクリ屋さんで買うと安く、多種多様なカラーのアクリル板が入手できます。
設計はFusion360を使用します。

Fusion360で設計

縦160mm 横150mm に直径60mmの穴を2つ空けただけです。
今回のメーターはφ60mmの穴で取り付けることができます。
次にこれをレーザー加工機で加工するためにDXF形式で出力します。
やり方は[スケッチ作成]->[板のカットしたい面を選択]->[スケッチ終了]->[左のスケッチリストの新しいスケッチを右クリック]->[DXF形式で出力]で可能です。

DXF形式で出力

細かい寸法を指定したり、3D CADで設計したものをわざわざイラストレーターで作り直す必要はないので、やったことない方は是非やってみてください!

レーザーでカット
切り出したアクリル板
ピッタリハマりました。

私は本業で滝沢ロボティクス(同)という会社をやっているのですが、そのロゴを刻印してみました。
ここから表面の紙シートを剥がして行くのですが、養生テープを使用すると簡単に剥がせます。

養生テープで剥がす

アクリルを曲げ加工する

今回のミソがアクリルの曲げ加工になります。
板状のままだと車に取り付けることができないからです。
もちろんダッシュボードに追加工すれば付けられるでしょうが私のポリシーに反すので、3Mの両面テープで止められるように曲げ加工することにしました。

やり方ですが、まず当て板を用意します。
今回はその辺に転がってたアルミフレームの上にアクリルを養生テープで固定し、MDF板で押さえつけました。
そして、アルミフレームとアクリル板の境目をターボライターで炙ります。
アクリル板が自重で曲がってくるくらいまで加熱してあげます。
均一に炙らないと、その箇所だけ変形して綺麗な仕上がりにならないので注意してください。

当て板を当てライターで炙る

柔らかくなったらすかさず、もう一枚のMDFで直角になるように押し当ててあげます。
冷めるまで我慢して当て続けてください。
完成するとこのように綺麗な直角に仕上がります。

板を押し当てる
アクリルを直角に曲げた様子
横から見るとこんな感じ

実際にパネルにメーターを取り付けて車内で確認をしてみたのですが、直角だと運転者の目線にメーターが合わず見辛かったため、さらに少し曲げ加工でテーパードしてあげました。

正面から見たらこんな感じ
斜めに加工

どうですか?かなりいい感じじゃないですか?
若干運転席側に向けてみやすくなるように両面テープで固定してみました。

取り付け例
夜はオレンジに光る

以上で今回の記事は終わりになります!
皆様もDIYで車の部品など作ってみませんか?
ファブテラスいわてなら機材は全て無料で利用できます!
皆様のお越しをお待ちしております!

田尻 隼人