G-coordinatorをEnder3で使ってみよう

こんにちは、ファブテラスいわてスタッフのあきもとです。
今回はG-coordinatorというソフトを使ってみたので紹介していこうと思います。
3Dプリンターで面白い形を作ってみたいという人はぜひ読んでみてください!

1.G-coordinatorってなに?

G-coordinatorはタムという人が作ったGcode編集ソフトです。
普通、3Dプリンターを使うときはCADでモデルを作り、スライサーソフトでスライスするというのが一般的だと思います。
しかし、G-coordinatorを使うと3Dプリンターの制御に必要なGcodeを直接出力することができます。
また、CADで設計するには難しいような形も出力することができます。

詳しい使い方やダウンロード方法を知りたい場合は製作者が解説しているページを見てください。
https://qiita.com/tomohiron907/items/e14137fd15cb52

2.Ender3用に変更する

ダウンロードができたらコードを変更していきます。
Ender3で使えるようにするにはStart GcodeとEnd Gcodeを変更します。
エディターでdefalt_Gcodeというフォルダを開きます。

赤で囲まれた部分をEnder3のStart Gcodeに変更します。
青で囲まれている部分はもともとあったコードの数字に対応した文字を入れてください。
同様にこの下にあるEnd GcodeもEnder3のものに変更します。

最後にE値の変更をします。
デフォルトだと押し出し量が各層ごとになっていますが、Enderは合計値が使われるので変更していきます。
Gcode_processというフォルダを開きます。

上のEval=0を画像の場所に追加します。
下の方はデフォルトだと

Eval=4*…

となっているので

Eval+=4*…

に変更します。
これでEnder3でも使えるようになりました。

3.テストプリント

実際にプリントしてみました。

このようにEnder3でも使うことができました!
この作品はEnder3、ノズルは0.8mmを使用しました。
Ender3は冷却能力が高くはないのでなるべくゆっくり作るときれいにできると思います。

4.まとめ

今回はG-coordinatorをEnder3で使う方法を紹介しました。
この方法を使うとどんな3Dプリンターでも使うことができるようになると思います。
また、今回テストプリントに使用したコードはサンプルコードの数値を少し変えたものなので簡単に再現できると思います。
ファブテラスいわてではこのような作品も作ることができます。
もし興味を持ったらぜひお越しください!

それではまた!

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