紙に書いた等高線で地形の模型を作る
ファブテラスいわて運営の阿部です。
建築学部の友人が建築模型で使う山を3Dプリンターで作れないかという話があり、試したら思いの外うまく行ったので、やり方を含めて解説していこうと思います。
このやり方を使うことで、コンタ模型用に作った等高線などでも使えるので、建築模型や模型を作りたいと思っている方は是非作ってみてください
概要
簡単に言ってしまえば、紙に書いたものをデータ化して、立体にできないだろうかということですね。
これが
こうなればいいなということです。
次から実際にやってみましょう。
作りたい地形を紙に書く
まず作りたい地形を紙に書きます。今回は紙に書いていますが、別の記事でパソコンで作ったデータを使った記事も公開する予定です。
紙に書くときは、等高線の感覚は黒く塗りつぶしています。これをやらないと、線が二重になってしまい、後から色々とめんどくさいことになってしまいます。
黒く塗りつぶすところはできるだけ均一になるように塗りましょう。
写真を撮り、変換する
塗りつぶし終わったら、写真を撮って変換します。
https://convertio.co/ja/png-dxf/
こちらのサイトを使って変換しました。
dxf形式に変換できればなんでも大丈夫です。
イラストレーターかAutoCadに取り込んで、修正する
イラストレーターかAutoCadに取り込んでデータの修正を行います。
どうしても点状のノイズがのってしまうのでそこの部分を一つづつ削除します。
塗りつぶしをきれいにしていくとよりこの作業が短縮できます。
Fusionに取り込んで形を作る
ノイズを削除したものをFusionに取り込みます。
Fusionのを開いたら
左上のファイル→開く→マイコンピュータから開く→きれいにしたdxfを選択すると開けます。
取り込んだら、一つ一つ押し出しをします。
一度押し出しをしてしまうとスケッチが消えてしまうことがありますが、その時はスケッチの表示を押してスケッチを表示します。
スライサーソフトでスライスする
スライサーソフトでスライスします。
ファブテラスではCuraを使っているのでCuraで作ります。
完成!
完成です。
時間が少しかかってしまいますが、きれいに作ることができます。
ファブテラスいわてでは、今回紹介したものを全て使うことができます。
ぜひ利用してみてください。