自動フィラメント巻取り機〜「Bambu lab P1S」のフィラメント巻き取り問題について〜
こんにちは、ファブテラススタッフの深堀です。
私たちの3Dプリンター「Bambu」では、ABSフィラメントを使用していると、数時間ごとにエラーが発生するという問題がありました。

原因
調査の結果、この問題はフィラメントの巻き取りに関係していることがわかりました。
具体的には、スプールの回転がうまく回転しなくなってしまうことが原因でした。そのためプリント中にエラーが発生してしまうようです。
現在使用しているフィラメントスプールは、紙製のものです。この紙製のスプールの摩擦の問題でスムーズにフィラメントが回転せず、これにより、ABSフィラメント使用時に定期的にエラーが発生しているみたいです。
解決策:プラスチック製スプールへの変更
この問題を解決するために、紙製のスプールをプラスチック製に変更することにしました。プラスチック製スプールにすることで、摩擦の問題が解決し、フィラメントがスムーズに回転するようになります。
とはいえ、プラスチック製のスプールにフィラメントを手動で巻き直す作業は非常に手間がかかります。特に新しいABSフィラメントが届くたびに同じ作業を繰り返さなければならず、とても面倒。
自動巻き取り機の導入
そこで、手動ではなく自動でフィラメントを巻き取る機械を作ることに決めました。この自動巻き取り機を導入することで、毎回の巻き直し作業を大幅に軽減できると考えています。
自動巻き取り機の作成のためこちらのデータを引用し、設計と制作を進めていきます。
また、この自動巻き取り機の作り方については、YouTubeの動画を参考にしています
完成と思いきや……
完成したので使ってみます!!あれ、うまく回らない…………….

分解して調べてみたところギアの部分のねじ止めが上手くいっていなかったようです
ドライバーでのねじ止め時に摩擦で溶けてしまい潰れてしまったのかもしれません


今回はねじ止めが少しだけ失敗してしまったようなので次は改良版を作ってみたいと思います
3Dプリンターはこんな自動化装置も作れちゃうので皆さん是非使ってみてください!!