レーザー加工機で2進数定規作ってみた
こんにちは.ファブテラスいわての八幡です.
今回はレーザー加工機で2進数定規なるものを作ってみました!
なぜこれを作ろうと思ったかというと,私は先日京都に行っており,その時に訪れた京都大学でこのようなものを発見しました.

そうです.目盛が素数だけの「素数ものさし」です.
これに感化されて自分も面白い定規を作りたいと考え思いついたのが,コンピュータの世界でよく使用される2進数を使った,目盛の数字が全て2進数の定規でした.
今回は定規として一般的な長さの15cm定規を作っていきます.
つまり,10進数で0~15までの値を2進数で表現すれば良いわけですね.
0~15(10)までを2進数で表現するためには,2の4乗の4bit用意すれば良いので目盛は以下のようになります.
00(10) 0000(2)
01(10) 0001(2)
02(10) 0010(2)
03(10) 0011(2)
04(10) 0100(2)
05(10) 0101(2)
06(10) 0110(2)
07(10) 0111(2)
08(10) 1000(2)
09(10) 1001(2)
10(10) 1010(2)
11(10) 1011(2)
12(10) 1100(2)
13(10) 1101(2)
14(10) 1110(2)
15(10) 1111(2)
ちょうど4bitで表現できます.とてもキリが良いですね!
データを作って...

レーザー加工機で彫刻とカットをして完成したものがこちらです.
上から,素数ものさし・普通の定規(JIS準拠スケール)・今回作成した2進数定規 となっています.

目盛精度もJIS準拠スケールと比べても遜色ない精度が出ています.
このような精密加工ができるレーザー加工機がファブテラスいわてでは無料で利用できます!
皆さんも,ぜひご利用ください🛠️
