【ハンドメイド】レーザー加工機を使って木のブローチを作る
こんにちは!
ファブテラスいわて スタッフの猪股です。
ファブテラスいわてでは、3Dプリンタやレーザー加工機などの、デジタル工作機器を取り揃えていますが、
「機械」や「工作機器」「デジタル」と聞くとメカメカしいイメージで、専門的な知識が必要そうな印象ですよね。
しかし実際は、基本的な使い方を押さえるだけで、様々なことに活用出来ます!
例えば、刺繍ミシンを使って、カバンやハンカチに名前を刺繍したり、レーザー加工機でオリジナルのコースターを作ってプレゼントにしたり。
今回はその一例としてレーザー加工機を使って「木のブローチ」を作っていこうと思います。
準備するもの
制作を始める前に、準備するもの4つを紹介します。
①MDF(6mm)
②ブローチピン
③木工用ボンド
④ブローチに彫刻するイラスト
MDFやブローチ用のピン等は全てホームセンターや100均で購入できます。
今回、MDFとボンドは、端材や施設内にあるものを再利用しました。
そのため、新たに用意するものはブローチピンとイラストのみ。製作費はなんと110円(税込)です。
全て新しく買い揃えたとしても、イラストを自作すれば330円(税込)で出来てしまいます。
挑戦しやすい価格で助かりました。
彫刻するイラストの準備
今回は、素材であるMDFの木材っぽさ(質感)や暖かみを生かしたものを作りたいと思い、
自然を感じさせる動物のイラストを描きました。
作成したイラストを元に、レーザー加工機で使えるデータ形式に編集していきます。
今回描いたイラストは、模様が複雑だったり薄かったりして一発で上手くデータに起こせなかったため、
illustratorというソフトを使って簡略化しました。
レーザー彫刻・カット
それでは早速レーザー加工機を使って彫刻とカットをしていきます。
ファブテラスいわてにあるレーザー加工機は全部で3種類ありますが、
今回は trotec Speedy100 を使って彫刻とカットのパワーやスピード、ブローチ自体の大きさなどを調節しながら加工していきます。
制作していく中で手間がかかるポイントの1つが、この「パワーやスピードの調節」です。
パワーとスピードが決まっていればサクサク制作できるのですが、
これが決まるまで、少しずつ値を変えて何度も試さなければいけません。
そうして繰り返しいろいろ試したところ、
彫刻 パワー:100 スピード: 20
カット パワー:100 スピード:0.2
で加工すると良さそうだということが分かりました。
出来ました。
ブローチにしていく
最後の仕上げとして、ブローチピンを貼り付けていきます。
貼り付けの際は、ブローチピンがどの部分にくるのかを確認して接着するとイメージ通りにいくかと思います。
今回使用したのは、木工用アロンアルファです。
はじめ、木工用ボンドが見当たらず、布用ボンドで代用を試みましたが8分で取れました。
ちゃんと木工用の物を使うことをおすすめします。
その後、無事に木工用アロンアルファと出会い、ブローチが完成しました!
完成!
まだまだ改良の余地はありますが、木材っぽい質感を生かした良いブローチが出来たのではないでしょうか。
イメージ通りのものが出来たので私は満足です。
実際に付けてみるとこんな感じです。
今回作ったブローチのように、ハンドメイド作品を制作するのにもファブテラスいわては最適です◎
気になった方は、ぜひ 盛岡駅西口そば アイーナ3F ファブテラスいわて までお越しください!
(開館:土日 10:00~18:00 月 13:00~21:00)
皆様のご利用をお待ちしております!